GW3Dfeaturesの「オフセットカーブ」は複数のカーブを1本にまとめることができる。

SolidWorks標準機能には「複合カーブ」があるが、この2つの違いを確認する。

Step.1 正面に直線を描く。

Step.2 正面に円弧を描く。

Step.3 直線と円弧の間に「ブレンドカーブ」でG2連続カーブ(曲率リニア、スケール1:1)を作成。

Step.4 SolidWorks標準機能の「複合カーブ」で3本のカーブを1本化したあと、正面にエンティティ変換する。カーブの曲率を表示させておくと理解しやすい。

Step.5 エンティティ変換したスケッチをサーフェス押し出し50mmする。

Step.6 さきほど複合カーブ化したものと同じカーブをこんどはGW3Dfeaturesの「オフセットカーブ」0mmで1本化する。

Step.7 これを正面にエンティティ変換する.カーブの曲率を表示させておくと理解しやすい。

Step.8 左側が「複合カーブ」で1本化したもの。右側が「オフセットカーブ 0mm」で1本化したもの。

Step.9 エンティティ変換したスケッチをサーフェス押し出し。さきほどとは反対方向に50mmする。

Step.10 曲率表示させてみると2つの違いがハッキリする。「複合カーブ」は各カーブを正確につなげている。対して「オフセットカーブ」は元になるカーブを曲率連続化するように微妙に変形させている。うまく2つの機能を使い分けると高度なモデリングが可能となる。

Step.11 今回のポイントをかんたんにまとめると

  「複合カーブ」はカーブとカーブを正確につなげる。

 

  「オフセットカーブ0mm」はカーブを曲率連続させるようにつなげる。
  面を作成する際に軌道に使えば、サーフェス境界が出ない綺麗な面が作成可能。
  元になるカーブとは微妙にずれるので注意して使用する。